安倍晋三はなぜ平気で嘘をつけるのか。
安倍政権に巣食う諸悪の根源を暴く。
「政治家の条件とは」「言葉の信頼性とは」
驚愕!嘘・欺瞞の塊、安倍政権に放つ作家・適菜収の「批判の毒矢」
もっと言えば、普通の人間であればいい。
きちんと挨拶ができる、人の話をきちんと聞く、お行儀よく食事をする。
それと、小中学校の社会科の授業で習う程度の知識があれば十分です。
でも、この程度のハードルさえクリアできない人たちがいる。
一九四五年七月二六日、アメリカ合衆国大統領、イギリス首相、中華民国主席の名において大日本帝国にポツダム宣言が突きつけられます。
八月六日にはアメリカ軍により広島に、八月九日には長崎に原子爆弾が投下される。
そして八月一五日、玉音放送により、日本の降伏が国民に公表されます。
義務教育で習う、一般常識です。
しかし、本文でも述べるように、「ポツダム宣言というのは、米国が原子爆弾を二発も落として日本に大変な惨状を与えた後、『どうだ』とばかり(に)たたきつけたものだ」などと語るような人間が政治家をやっている。そして、不幸と間違いが重なれば総理大臣にまで上り詰めてしまう。
これは危険です。
二〇一〇年八月一九日、総理大臣の菅直人は「昨日事前に予習しましたら(防衛)大臣は自衛官ではないんだそうですね」「改めて法律を調べてみたら(総理大臣は)自衛隊に対する最高の指揮監督権を有すると規定されている」と発言。文民統制も自分が自衛隊の指揮権を持っていることも知らずに総理大臣をやっていたわけです。アメリカやロシアの大統領が、自分が軍隊のトップであることを知らなかったら、世界は一瞬でひっくり返る。